ノンフラックス錫メッキ工法(呼称:走間メッキ)
1. 概要
三洲電線は、電線のライフサイクルを考えた錫メッキ軟銅線をご提供します。
環境にやさしい生産ラインを目指し、1990年の大田原工場新設を機に、当工場に有機・無機に係わらず
フラックス類を一切使わない、メッキ加工技術を導入し、錫メッキ軟銅線の製造を開始しました。
以来、十数年の間に、メッキの品質とその信頼性を得るために改善を重ね
今日では特定のお客様にて限定された要求品質を満足させる製品を
ご提供しご安心してお使い頂いています。
走間メッキ線のスキル、ノウハウは必ずやお客様のお役に立てるものと確信しております。 |
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2. 特徴 (自社製品比較)
(1) メッキ加工方法そのものの違いにより、メッキの均一性が確保できるので
外径、伸びの品質向上になる。
(2) 残留塩素による、錫メッキ表面への二次的影響が少なく、錫カスの発生防止に効果的である。
(3) ハロゲン元素を含まないので、電線の焼却に際し有害なガスの発生を抑制できる。
(4) エコケーブル用の導体に適している。 |
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3. 分析比較 (0.26mmTA)
I:イオンクロマトグラフ法による定量分析値
1) 試料1g当たりの溶出塩化物イオン量
| 試料 |
Cl-(単位:μg/g) n=2 |
| ノンフラックス品 |
0.10 |
0.22 |
| フラックス品 |
0.40 |
0.45 |
ノンフラックス品にも、Cl- が検出されていますが
ご存知のようにサンプリングから測定にいたる過程での
外部環境要因の影響かと思われます。 |
2) クロマトグラフの詳細
| ノンフラックス品 |
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フラックス品 |
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II:SEMによるメッキ表面観察と定性分析
1) 走査電子顕微鏡による外観 (×1000倍)
| ノンフラックス品 |
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フラックス品 |
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2) 定性分析チャート
| ノンフラックス品 |
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フラックス品 |
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銅(CuK)と錫(SnL)の析出度を見ていただくと
試料のメッキの均一性の違いがご理解いただけるかと存じます。 |
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4. 今後について
弊社の経営方針である”環境へのやさしさを全ての出発点とした企業活動”の具現化に向けて努力し
特にエコ電線や環境保全にご興味あるお客様に、いかにお役にたつ芯線を供給しうるか。
この観点での製品開発に特化していきます。
| 環境にやさしいライン数: 2009.2月現在 |
| 大田原工場 |
5ライン(10heads/1line 0.32〜0.102mm) |
| 碧南工場 |
3ライン(10heads/1line 0.13〜0.04mm) |
| 西尾工場 |
1ライン(10heads/1line 0.13〜0.05mm) |
| 4ライン(20heads/1line 0.184〜0.10mm) |
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走間メッキラインの概要
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還元について
(1) ガス
(2)還元
酸化第II銅CuO+H2→Cu+H2O
酸化第I銅Cu2O+H2→2Cu+H2O
パイプ内の銅線表面の酸化銅(第I銅、第II銅)より
パイプ内雰囲気混合ガス中の水素ガスが酸素原子をとり還元作用をおこし
銅線の表面はピュアな銅となる。
パイプ内では、焼鈍のため高温であり
銅線も活性化しており上記の化学反応を起こし銅線を還元している。 |